白内障手術についてOPERATION

白内障手術についてAbout Operation

白内障とは

白内障とは水晶体が濁る病気です。
ほとんどの場合が加齢によるもので、人によって発症の早い遅いはありますが、決して特別な病気ではなく、長生きすれば誰もがなる病気です。

進行を遅らせる点眼薬で経過観察をする場合もありますが、根本的な治療ではありません。
「治す」方法は、「白内障手術」という方法ひとつだけになります。
手術にはなりますが、白内障は治すことのできる病気です。

白内障について詳しく見る

手術の方法

  • 手術前に目薬で麻酔

    当院では点眼麻酔を使用しています。手術中、触られている感覚はありますが、痛みはほとんど感じません。
    ※個人差があります

  • 眼球切開の図

    2mm~3mmの小さな傷口をつくり、水晶体の表面を覆う膜を円形にくりぬきます。

  • 水晶体の吸引の図

    器具の先から出る「超音波」という細かい振動で、濁った水晶体を小さく砕きながら、掃除機のように吸い出していきます。

  • 眼内レンズ挿入の図

    吸い出した水晶体の代わりに、人工の眼内レンズを入れます。
    レンズは柔らかいアクリル素材でできており、小さな傷口からも折りたたんで中へ入れることができます。
    中でふわぁっと広がった眼内レンズを、嚢(のう)という水晶体を包んでいた袋内に固定します。
    傷口が小さいので、糸で縫合することはありません。
    傷口は数日~1週間程度で自然にとじていきます。

眼内レンズ挿入の図

当院での白内障手術時間は約5~7分です。
※個人差があります

日帰り手術ですので、入院の必要はありません。術後は眼帯ではなく、保護メガネをかけてお帰りいただきます。

手術までの流れについて詳しく見る

眼内レンズIntraocular lens

眼内レンズについて

手術で使用する眼内レンズ

眼内レンズとは、白内障手術の際に吸い出した「水晶体」の代わりとなる「人工水晶体」のことです。
およそ幅6mm、全長13mmの柔らかいアクリル素材でできており、レンズの寿命は半永久的で50年以上もつと言われています。
(※レンズの種類によって多少異なります)

眼内レンズの種類は、大きくわけて「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の二種類があります。 どういったものを、どのくらいの距離から、どのように見たいか?は、手術を受けられる方それぞれの仕事や趣味、生活スタイルによって異なりますので、ご相談の上、お一人お一人に合った眼内レンズをお選びいただきます。

眼内レンズの選択について詳しく見る

単焦点眼内レンズ

手術で使用する眼内レンズ

※遠くにピントを合わせた場合の単焦点眼内レンズの見え方

単焦点眼内レンズの特徴

単焦点眼内レンズの特徴

ピントが合う距離が1つ

見える範囲が狭い
ピントの合いやすい範囲が限定される

見える質は良い
ピントを合わせた部分はくっきりと見えやすい

単焦点眼内レンズは、ピントの合う距離が1つです。
「遠く」「近く」など、どの場所にピントを合わせるかは、ご本人と相談の上決めていきます。
合わせたピント以外の距離を見るときには、メガネが必要になります。

たとえば、日常生活では運転をしたりテレビを見たりと「遠く」を見るシーンが多くあります。
そのため、多くの方が眼内レンズの焦点を「遠く」に合わせます。
その場合、本を読んだり物を書いたりする「近く」を見るシーンに関しては、術後に老眼鏡を使用してお過ごしいただくことになります。
※術後の見え方には個人差があります。

眼内レンズの選択について詳しく見る

単焦点眼内レンズは健康保険の適応です。
健康保険の負担割合によって、手術費用が異なります。
(3割負担の方は片眼約6万円、1割・2割負担の方は約2万円)

手術費用について詳しく見る

多焦点眼内レンズ

手術で使用する眼内レンズ

※多焦点眼内レンズの見え方

多焦点眼内レンズの特徴

単焦点眼内レンズの特徴

ピントが合う距離が複数

見える範囲は広い
手元から遠くまで広い範囲が見える

見える質はおおむね良い
ピントが少し甘くなる

多焦点眼内レンズは、ピントの合う距離が複数あります。
外から目に入ってきた光を振り分けることによって、「遠く」にも「近く」にも焦点が合いやすくなる眼内レンズです。

焦点を分散させていることで全体的にピントがやや甘くなる傾向はありますが、ある程度の老眼も治すことができるため、「眼鏡をなるべくかけたくない」という方におすすめです。※術後の見え方には個人差があります。

眼内レンズの選択について詳しく見る

多焦点眼内レンズは、健康保険の適応ではないため、「多焦点眼内レンズを用いた白内障手術(水晶体再建術)」にかかる費用は自己負担となります。
ただし、厚生労働省認可の多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を受ける場合は、保険適用外の治療を保険適用の治療と合わせて受けることができる「選定療養」の対象となります。
通常の白内障手術費用(保険診療分)とは別に自由診療分の差額を追加してご負担いただきます。

手術費用について詳しく見る


手術費用についてcost

【単焦点眼内レンズ】健康保険適用

1、2割負担 3割負担
片眼 18,000円 約60,000円
両眼 18,000円 約120,000円

※価格は税込です。

1割、2割負担の方は、高額療養費制度により一ヶ月期間内でお支払いいただく医療費の上限負担額が18,000円と定められていますので、片眼、両眼共に18,000円になります。

3割負担の方も、高額療養費制度がありますので、自己負担限度額を超えた額の医療費をお支払いいただいた場合には払い戻しがあります。

現在は、手術前に手続きをして「マイナ保険証」※1または「限度額適用認定証」※2を当院の窓口にご提示いただくと、窓口での支払いを自己負担上限額までにとどめることができます。

※1「マイナ保険証」で自己負担限度額を確認する方法
窓口でマイナ保険証(健康保険証利用登録を行ったマイナンバーカード)を提出し、「限度額情報の表示」に同意する方法です。

※2「限度額適用認定証」の申請方法
国民保険の場合はお住いの市役所へ、社会保険の場合はご加入の保険者によって異なりますので、会社もしくは保険証に記載されている保険者にお問い合わせください。
70歳以上の方は、手続きをしなくても自動的に窓口での支払いが自己負担限度額までになります。ただし、所得区分が低所得者の場合は「限度額適用認定・標準負担額減額認定証」が必要となります。

【多焦点眼内レンズ】選定療養

手術費用比較

厚生労働省認可の多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を受ける場合、「選定療養」※1として通常の保険診療分とは別に自由診療分の費用を追加してご負担いただきます。
多焦点眼内レンズの対象となる患者様には、診察時に詳しくご説明させていただきます。

※多焦点眼内レンズの手術費用(自由診療分)は、高額療養費の対象にはなりませんのでご注意ください。

※1 選定療養
「選定療養」とは、追加費用を自己負担することで、保険適用外の治療を保険適用の治療と合わせて受けることができる医療サービスです。
厚生労働省の定めにより、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は、2020年の3月末で先進医療から除外され、2020年4月より選定療養の対象となりました。
選定療養は、患者様ご自身が選択してお受けいただくことができます。

眼内レンズ種類 費用
パンオプティクス
(Alcon)
片眼
保険診療
自己負担分
300,000円
両眼 600,000円
ビビティ
(Alcon)
片眼 300,000円
両眼 600,000円
ファインビジョン
(BVI)
片眼 300,000円
両眼 600,000円
オデッセイ
(J&J)
片眼 350,000円
両眼 700,000円

※価格は税込です。

高額療養制度と医療費控除について詳しく見る

術後の注意点Postoperative precautions

白内障手術は短時間で終わる安全で簡単な手術ですが、術後のケアはとても大事です。 無理をしないようご注意ください。

術後当日、ご帰宅後

  • 手術が終わったばかりで傷口がひらいた状態です。バイ菌をもちこまないように、むやみに目を触ったりこすったりしないようにお気を付けください。
  • 手術当日の入浴はお控えください。翌日からは入っていただけますが、洗髪・洗顔は5~7日程お休みいただきます。
白内障手術術後当日、ご帰宅後

手術翌日

  • 術後の点眼はとても重要です。院長の指示があるまでは点眼を続けてください。
  • 車の運転は当日だけ休んでいただきますが、翌日からは運転が可能です。
  • テレビや読書も疲れない程度でしていただいて構いません。
  • 美容室などで仰向きになって洗髪してもらうのは可能です。目に水が入らないようにご注意ください。
白内障手術手術翌日

手術1週間後

  • 室外での保護メガネもお外しいただけます。(紫外線の強いところでは保護メガネの着用をおすすめする場合もあります)
  • 日常生活での制限は特にありません。
白内障手術手術1週間後

手術1ヶ月後

  • プールなどの利用も可能になります。
  • 視力が安定してきたら、ご希望の方は眼鏡の処方も可能です(個人差があります)。診察時にご相談ください。
白内障手術手術1週間後

※記載されている期間、内容はあくまでも目安です。 目の状態によって個人差があります。

よくあるご質問Q & A

ご予約やご相談など、お電話またはメールから
お気軽にお問い合わせください

お電話でのお問い合わせ

0598-21-5222

メールでのお問い合わせ

問い合わせる